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14-136 収蔵品 其の一
<5月8日>

97年、カリフォルニアで買ってきた某社のワイングラス(右)。管理のよろしくないワインを買い込んでいる同行者陣を尻目に 当時日本では値引き販売していなかったこのグラスだけを買ってきたのでした・・・
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左は和吉グラス(容量340ml)。
ワインは2009年のシャトーレストリーユ赤(ちなみに750ml)。

右のグラスは700ml、この大容量によってアルコールをたっぷり含んだモワッと立ち上がる香りを「豊」と感じる人が沢山います。最初の口当たりもアルコールの甘さと膨らみがあり 香りほど強く迫ってこない味を「まろやか」と感じ、高級グラスは違うな~と思う人も沢山います。僕もそうでした (^^;
ちなみにシャトーレストリーユよりもっと高級なボルドーを注いでもこの感想は変わりません。「ワインはグラスで味が変わる」ことを世界に広めたのはこのグラスメーカーだったと思いますが、これがこのグラスの味なのです。ところがシャトーレストリーユを深く知るに連れて このグラスに足りない部分が見えてきます。黒ブドウの生々しさや味わいの立体感、余韻です。

ワインは抜栓してから時間とともに複雑味が増すものですが この大きなグラスが生き生きと香りを発揮できるのは数分程度で 味わいは香り以上に薄まり 余韻は更に短くなります。

アントシアニン(紫色)やワインに映った照明(シェードの竹ヒゴ)の鮮明さが違うのが分かるでしょうか?
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和吉グラスはワインの色合いがガラスの固有色に影響されにくいようにボウル部全体を薄く均等に近付けて作っています。またシャンパン等の発泡酒は静かに注げば炭酸ガスは殆ど失われず 口の中で味わえるムースはとても滑らか且つパワフルです。ビールに比べて泡の粗い発泡酒を少し高い位置から注げば 特別な技術がなくても短時間でこのような注ぎ方も出来ます。

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が、ビールは磁器で飲む方が好きです (^^;

斯くして数々のワイングラス達がお蔵入りとなり 和吉グラスの礎ともなっております。無駄遣いにならなくてよかった (^^)


この日の善玉メニュー・・・
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写真左は湯葉豆腐揚げ。レストリーユが美味しく飲めるように野菜に少しだけバターをからませてもらいました (^^)

by.ponkichiパパ







by a-ponkichi | 2014-05-10 07:48 | ワイン(下記タグ参照)
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