タグ:ワインの真話 ( 56 ) タグの人気記事
12-280 セラファンよお前もか
<12月3日・夜>

ブルゴーニュの2004年・・・
多くのプロが取り扱いを望まないヴィンテージ。ヴィンテージチャートも劣年評価。なのでマニア(消費者)も倣って触手は動かしません。が、勤勉さとセンスを持ち合わせた一部の秀逸生産者のワインは凄い事に・・・
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先日カラペティバトゥバさんでいただいたルミエさんにはブッ飛びましたが、今日自宅で開けたセラファンさんは更に複雑でパワフル!どこぞのジュヴレシャンベルタンより輝いています。
風評に右往左往していては出逢うことが出来ない魅惑の世界。
何度も深く頷きながら想いを馳せるのでありました。

by. ponkichiパパ
by a-ponkichi | 2012-12-04 06:31 | ワイン(下記タグ参照) | Comments(0)
ワインの真話 第25話 <ワインの開花> 12-244
<10月16日・夜>
2009 BOURGOGNE PINOT NOIR / BRUNO DESAUNAY-BISSEY

10月10日・・・ ワインが美味しくなる日です。特にピノノワール種から造られるブルゴーニュの赤ワインは何とも妖艶な魅惑を振り撒き始めます・・・
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殆どフランスワインしか口にしないので他の国のワインは分かりませんが、ピノノワールに限らず 乳酸菌発酵しているワインの多くは毎年この時期に突然開花します。ブドウの樹が暖かい時期に発芽・開花・結実し、寒くなると落葉し、樹液を止めて越冬するように、発酵したブドウ(つまりワイン)にも成長期や休息期等の年間サイクルがきっとあるのでしょう。
開花したワインは香りが濃く、様々な味の要素がまとまって立体感が現れます。そしてそれら全体のボリュームは1年前のこの時期よりも大きくなっています。徐々にではなく突然変貌するのですが、これは健全なワインに限って言えることです。健全でなければ成長できないのはワインも同じでようです。残念ながら変質してしまっているワインにはこのような変化はない為、知らず知らずにそれらが日常酒になってしまっている場合は「人間の感じ方が季節によって違うんじゃないのー?」と思われるでしょう。たしかにそれもあるとは思います。


何やら始めから脱線してしまいましたが・・・
今日飲みましたのは ブルゴーニュ ピノノワール(2009年 ブリュノデゾネビセイ作)

墨や漆のような匂い。また、藍染めの様子を観させてもらった事がありますが、発酵中の藍の匂いも感じます。妻に「これ何の匂い?」と訊くと「インクを飲ませた牛の○○の匂い!そんなんしたことないけど」と。どれも美味しそうな匂いではありませんが、高級(高額とは違います)な赤ワインにはこれらに似た匂いが共通してあります。ワインに限らずご馳走には紙一重的なものが沢山ありますね。高級な赤ワインには共通した要素がもうひとつあります。それは、見た目(色合い)よりも味わいの方が強いと言うこと。質や性能が見た目よりも優れていることも「いいモノ」には共通してるかもしれませんね!?見た目は大事ですが、一番大事なのは中身です。でも今の時代は逆か?そういえばワインの売り場がそうです。品質を重視した暗い売場よりも明るくライトアップした売場の方が客は集まります。品質なんてどうせ二の次なんだからコストが高い保冷車やリーファーコンテナーなんて使う意味も無く・・・ よって、ワインの劣化はワイナリーを出た瞬間から始まっているのが現実。今日もこのトラックを見ました。以前にも投稿しましたが、荷室を覗くとやっぱり他社品のスナック菓子。保冷などされていませんので荷室の扉は開けっぱなしで作業。この会社が考える「ワインに最適な温度」とは常温のことだとすると看板に偽りはありませんが、トラックには「REEFER CONTAINER CAR」の文字が・・・残念。
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でもやっぱり大事なのは見た目より中身です。

どうも今日は脱線してしまいます (-.-)


by.ponkichi パパ
by a-ponkichi | 2012-10-21 16:04 | ワイン(下記タグ参照) | Comments(0)
ワインの真話 第24話 <ワイングラス(其の四)> 11-270 
第24話 <ワイングラス 其の四> 科学と感性

ブルゴーニュの赤ワイン用に注文しておいたグラスが届きました。
この形と大きさ、そして1000円以下 と条件をつけると皆無だったので心待にしていました。
早速、ブルゴーニュルージュ(2007年 ルシアンボワイヨ作)を注いでみると…
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<続きを読む・・・>
by a-ponkichi | 2011-10-10 09:29 | ワイン(下記タグ参照) | Comments(0)
ワインの真話 第23話 <くすのきとソーヴィニヨンブラン> 10-264
第23話 <くすのきとソーヴィニヨンブラン>

今朝(2010年5月18日)、ぽん吉との散歩中に撮った写真。
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くすのき又はその仲間?。白い小さな花が密集して咲いています。よく熟したグレープフルーツと白桃のババロアにアニス酒をかけたような甘い香り、とてもフルーティーな杏仁豆腐のようです。わくわくする香りで、ソーヴィニヨンブラン種がよく熟す産地、またはよく熟した年のワインにも似ています。
散歩中に「あっ、ソーヴィニヨン…」と思うと必ず近くにこの木が隠れているわけです。

くすのきや同科の肉桂(ニッケイ)をネット検索してみると、「バナナ」や「レモン」の香りに感じる人もいるようで、深く頷けるのであります。原産国によって桂皮や根の皮はシナモンやニッキ、お線香、はたまた防虫剤や医薬品等々、特有の香り成分は広い分野で利用されています。

木の名札に「くすのき」と書かれている花の香りを聞くとソーヴィニヨンブランを想わせる香りをかなり強く放っているものもあれば殆ど無香のものもあります。第21話 の「バラの花びら」と同じように「くすのき=ソーヴィニヨンブラン」とは言えないようです。もしかしたら名札を掛け間違いているのかもしれません。香りの違い…、出来ればその理由も聞いてみたいところです。 by.ponkichiパパ
by a-ponkichi | 2010-05-19 05:28 | ワイン(下記タグ参照) | Comments(0)
ワインの真話 第22話 <コルクは語る(其の二)> 10-186
第22話 <コルクは語る(其の二)>

写真は2006年のモルゴン(ギイブルトン作 2010年3月撮影)。
ワインが接触している部分だけが赤く染まっています。
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コルク側面には少しのシミもありません。感触は柔らかくしっとりしています。ビン外部からの酸素の侵入も極めて少なく、ワインは酸化からしっかり守られ、これまで適切な環境に置かれてきたことを物語っています。コルク側面にワインが滲み出し、そのシミがビン口側まで貫通している場合は、中のワインと外の空気が触れ合っていることを意味し、ワインは既に酸化もしくはその途中の状態です。これを軽視して飲み続けると翌朝後悔することとなります。抜いたコルクのチェックはとても大切です。ワインの健康=コルクの健康=私たちの健康。味覚での判断が出来なくても視覚と副作用(後遺症?)での判断はとても簡単です。by.ponkichiパパ
by a-ponkichi | 2010-04-10 08:41 | ワイン(下記タグ参照) | Comments(0)
ワインの真話 第21話 <アルザスの香り> 10-156
第21話 < アルザスの香り >

アルザス地方やドイツに「ゲヴルツトラミネール」と言うブドウ品種があります。ワイン本には揃いに揃って「レイシやバラの花びらの香り」と書いてあるのですが、どうも僕には「バラの花びら」がよく解らず、植物公園や花の市場まで行ってクンクンし回ったことがあります。
結果、やっぱり解りませんでした。(ぽん吉だったらわかるかな?)

初めてフランスに行った時のこと、ふと思い出してバラに鼻を近づけると「あっ、ゲヴルツトラミネールだ…」。フランスのバラの多くにその匂いを感じました。日本では未だにこのブドウ品種を連想するバラに会ったことはありません。風土またはバラの品種そのものが違うのでしょう。では何故…? フランスのワイン本の記述を実際に試すことなく(理解することなく)和訳だけして引用しているか、またはそのような引用をされた先人の本に倣う著者が多いのか…。このような例は「バラの花びら」以外にも沢山あります。

b0179093_1129141.jpg前置きが長くなりましたが、アルザス地方には"春の便り"と名付けられたワインがあります。ちょうどこの季節(2~3月)、散歩中にアルザスワインの香りが鼻を横切ることがよくあります。香りの先にあるのは沈丁花(ジンチョウゲ)。沈香のような匂いで丁子(チョウジ)に似た花を咲かせることに由来するそうです。アルザスを天女の地とするゲヴルツトラミネール種にもリースリング種にも沈丁花に似た香りを感じます。偶然か必然か、苦味のある春野菜とアルザスワインはとても良く合います。 by.ponkichiパパ

沈丁花の後ろで足下に落ちているパンを見つめるぽん吉。
「ハナヨリダンゴ…」。朝ご飯まだだもんねー。 <2010年3月27日・朝>
by a-ponkichi | 2010-03-27 11:56 | ワイン(下記タグ参照) | Comments(4)
ワインの真話 第20話 <反比例する料理とワイン> 10-126
第20話 <反比例する料理とワイン>

「ヌーヴェルキュイジーヌ」という言葉を初めて耳にしたのはいつ頃だったでしょう。フランス料理の定番だった「焦がしバターソース」や「白ワインバターソース」、また生クリームをたっぷり使った「魚のムース」は見事にレストランのメニューから無くなりました。シェフが二十代だとオーダーすることも出来ないかもしれません。バター、生クリームに続いて料理に使われなくなったのがワインとワインヴィネガー、そして料理に合わせた出汁です。
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理の味はどんどん軽くなって近年ついに泡と化したものもあちこちで目(口)にします。しっかりしたソースがあるにはあってもお皿に飛びはねてしまったような量では香りも味も解りません。流通の発達に伴ってフレンチ業界は「食材の味を活かした…」を合言葉に今日の軽い料理に至りました。
方ワインは、
ワイン評論家と醸造コンサルタントなる人々の活躍?によって、ブドウ品種や産地に関係なく色濃くドッシリしたワインが高い評価を受けるようになりました。こちらは「新樽率」を合言葉にカスタード風味のワインがずいぶん増えました。

み物は水でも済ませられるうような軽い料理が主流な一方、ワインには濃さが求められるミスマッチな関係は、ワインを「食中酒」でなくしマリアージュの素晴らしさが古き良き時代への置土産になってしまうような気がしています。
イン関係の大きな協会やスクールではマリアージュの方法を「しっかりした料理にはしっかりしたワイン」と指導し続けていると聞きますが、どういう味が「しっかり」なのかが明確でないため実戦では役立っていないようです。

料理がどうあれドッシリしたワインが好まれる時代、マリアージュは「美食」から 流行り廃りの「ファッション」にかわってしまっているのかもしれません。

by.ponkichiパパ
by a-ponkichi | 2010-03-13 22:26 | ワイン(下記タグ参照) | Comments(2)
ワインの真話 第19話 <購入と保存> 10-094
第19話 <購入と保存>

ワインの保存方法について…
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冷蔵庫の野菜室や下駄箱、押し入れ説などがあるようですが、ワインはセラー以外での保存はほとんど出来ません。上記のどの方法でも鮮度を保ったワインが本来の風味を保てる時間は経験的に数週間がいいところです。

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by a-ponkichi | 2010-02-17 21:22 | ワイン(下記タグ参照) | Comments(2)
ワインの真話 第18話 <ヴィンテージの魅力> 10-021
第18話 <ヴィンテージの魅力>

「当たり年」とは…
霜や雹、病気などの害を受けることなく天候に恵まれた年。言い替えると「畑に手間が掛からなかった年」です。特にバランスが整い凝縮感に富んだ長命なワインが多く産まれます。通信簿をつけるとオール5に近い優等生です。
「はずれ年」は…
ワインは短命になりがち。病害や天候不順によって「畑の手入れに多くの時間と労力が必要な年」のことですが、手間を掛けるか掛けないかは生産者次第。ここがワインのミソです。

フランスではブドウ畑に水を蒔くことも傘を作ることも許されません。だからこそ「ヴィンテージ」に意味と価値があり、他のお酒にはないワインならではの魅力でもあるのです。ヴィンテージがワインの個性を決定付けることは確かですが、はずれ年でも手間を惜しまない実直な生産者のワインは、天の恵みと銘柄にあぐらをかいた生産者のものより遥かに魅力的です。

ぽん吉パパにとりましてはヴィンテージに「当たり」も「はずれ」もありません。お気に入りの生産者であれば何年モノでもその唯一無二のお味を有り難くいただいちゃいます。なので、オール5のヴィンテージや評論家の高得点ワインばかりに拘っている愛飲家を見ると気の毒に思えてしまいます。ヴィンテージの魅力は同じ個性が二つとないこと。ヴィンテージチャートや評点から離れて自分の味覚だけで飲んでみると色んな発見があるもです。 by.ponkichiパパ
by a-ponkichi | 2010-01-13 19:29 | ワイン(下記タグ参照) | Comments(0)
ワインの真話 第17話 <美味しさの証> 09No423
第17話 <美味しさの証>

ミュスカデ(セーヴルエメーヌ シュルリー)の特徴はどんなワイン本にも「微発泡」と書いてありますが、残念ながらちゃんと「微発泡」しているミュスカデを飲むことは簡単ではありません。ワインの品質は目で確認出来ることを<第10話>で紹介しましたが、このミュスカデの品質も目で確認することが出来ます。微発泡はとてもデリケートなので取扱いが不適切だとすぐにガスが抜けてしまいます。微発泡を舌で感じることが出来なくても、ガスが保たれているかどうかはグラスに泡が着くか着かないかで一目瞭然です。
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写真のミュスカデは2004年産。5年も前のヴィンテージでも適切な環境下にあるものはこのように無数の泡がグラスに着きます。逆に、ピチピチの2008年(現在2009年)ものでも取扱いが不適切であればグラスに泡は着きません。 若くても既に劣化しています。もしこのような状態だった場合は購入ルート(輸入会社や酒販店)を考え直す必要があるかもしれません。ワインも一事が万事。「AのワインはダメだけどBのワインは良い」と言うことはあまりありません。 by.ponkichiパパ
by a-ponkichi | 2009-11-27 07:22 | ワイン(下記タグ参照) | Comments(0)