今日のお仕事 <2015. 4.28>
ワインの状態 etc…

①アルコール発酵終了からビン詰めまでの間、ワインは酸化的な熟成状態にあります。②ビン詰めされてから抜栓されるまでは還元的な熟成状態にあります。③更に、抜栓してから美味しく飲める間は再び酸化的熟成状態にあります。健全なワインの場合は、この後徐々に酸化に向かいますが、酸化はワインがどの状態にあっても起こります…

輸入ワインの場合、輸送の段階でその多くが既に醸造所にあった状態ではなくなっているように見えます。業界関係者を対象に開催される試飲会でも、健全な状態のワインに出会えることは殆どありませんが、出品ワインのほぼ全てが健全な状態だった試飲会があり、主催者にそのワインの素性を訊ねたところ、開催日に合わせて全量空輸されたとのことでした(※空輸であれば良い訳ではありません)。なるほど悪酔いしている参加者も見当たらない訳です。健全なワインを求めるには、輸入会社も、酒販店も、レストラン(ソムリエ)も消費者も、手元に届く直近の管理と輸送状態を自身の目で確認することは最低限必要です。特にエンドユーザーになる消費者のリスクは大きいですので、せめて注文される販売店の環境は確認された方が後々安心です(繰り返しになりますが、口コミ等ではなく自身の目で確認することが大切です)。購入されたワインが納得できる美味しさであれば良いですが、「こういうもの?」と疑問を持った時ほど納得できる対応を得られるはずです。難しいのは「健全な状態」が人によって異なること… これは食品全てに言えることですが、賞味期限の表示も不要な酒類の場合、その判断はほぼ自由と言えます。最終的には自身で見極めるしかありませんが、判断方法は難しくありません。

唾が出るワインか?
飲んでいてお腹が空くか?
食べたい料理が浮かんでくるか?です。

ワインの健全さに値段や点数、ビオか、有機か、自然派か、などは関係ありません。優れた生産者ほどこれらをセールストークにはしないものです。

<2015. 4.27>社内試飲…
写真左は4月13日17時から試飲を続けている2013 ARBOIS, SAVAGNAN OUILLE / Domaine du PELICAN。
果実香味は未だクリーンでフレッシュ。フローラルで柔らかい舌触りに品格があり、酸味に旨味が乗ってきています。写真右は全くタイプの異なる同銘柄他社品2011年。
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by a-ponkichi | 2015-04-28 23:16 | ワイン(下記タグ参照) | Comments(0)
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