ワインの真話 第13話 <まともなワイン選び> 09No310
第13話 <まともなワイン選び>

ワインは液体は目に見えても味わいは見えません。
音楽も演奏は見えても音は見えません。
目に見えないものを言葉にすると
誤解や誤魔化しが生まれやすいものです。
ワインと音楽を比べながら本当に大切なものが何かを整理してみます。


自宅で音楽を愉しむために一番大切なことは何でしょう?
A.ソフト(CD等)の録音が優れていること。
B.再生器材(オーディオ)が優れていること。
C.演奏が優れていること。

全て大切ですが一番は"A"です。
カラヤン指揮 ベルリンフィル演奏の粗悪録音CDを
数百万円のオーディオ装置で聴くより
二流指揮者による二流オーケストラの優秀録音CDを
家電ショップに並んでいるコンポで聴く方が遥かに体に良いです。


ワインに置き換えるとこうなります。
A.ワイナリーから出荷され販売までの品質管理が優れていること。
B.ワインセラーやワイングラスが優れていること。
C.生産者やヴィンテージが優れていること。

全て大切ですが一番は"A"です。
説明は不要だと思いますが一応書くと、
不適切に取り扱われたロマネコンティをリーデル社のグラスで飲むより
適切に取り扱われたネゴシアンもののヴォーヌロマネを
雑貨屋に並んでいるそれっぽいグラスで飲んだ方が遥かに愉しめる。
ということです。

ちなみに多くのオーディオショップ&マニアが最重要視しがちなのは"B"です。
ワイン関連の仕事をしている多くの専門家&マニアの場合は"C"でしょう。
そしてこの二つに共通する(全ての?)消費者が最も強く求めるものは、
「より高額な BやC をより安く」購入すること。
供給側はコスト削減を強いられ、結果
一番大切なことが「東照宮の猿」状態になっているのです。

ワインは生(なま)もの!
ウイスキーや焼酎と同じ陳列棚に何時置かれたか分からない
高級ジュースや高級牛乳でも安ければ買うか?
と自問すると、まともな「ワイン選び」の入口が見えてきます。

by.ponkichiパパ
by a-ponkichi | 2009-09-27 11:16 | ワイン(下記タグ参照) | Comments(0)
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