ワインの真話 第1話 <美味しい温度(其の一)> 09No80
第1話 <美味しい温度(其の一)>
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ワインは飲む温度が2度違うとウマイかマズイかほどの大違いになります。お風呂のお湯に置き換えると35℃と40℃、または40℃と45度ほどの違いです。「たいした違いはないよ」と言う人はいないでしょう。同じようにワインも1℃の差を一回でも経験すると殆んどの人がその違いに優劣を感じることが出来ます。もちろん温度計は必須です。「ワインを飲むのに温度計?」と思ってしまった人は直に「ワインを飲むには温度計!」に切り替えましょう。温度調節に慎重になるもう一つの理由は…



風呂は沸かし過ぎても水を足せば済むことですが、ワインは適温以下に冷やし過ぎてしまうと取り返しがつかないと言うことです。物理的に温度は適温に戻せても味わいが戻るには数日かかってしまい、これには酸化という問題も加わるため結局のところ味は元に戻せないということです。温度は「飲む人の好み」に違いありませんが少し冷やし過ぎただけで水風呂状態になってしまいますから注意が必要です。水風呂や熱っちっちを好む人は別にして、一般的に好まれるお風呂の温度は40℃+-2~3℃の範囲でしょう。ワインに置き直すと「好み」は適温の前後1℃以内に集中します。
℃の違いは「こだわり」なんて言うものではなく極普通のことなのですが、なぜか著名なお店ほど適温に対しての意識レベルは低いようです。
わが家では食事のテンション(夫婦仲)に大きく影響するので温度調節は慎重です。一見面倒なようですがいちど適温に調節してしまえば後はテーブルに置いたままです。ワインの温度は徐々に上がりますが心地よい室温内であれば味わいのバランスが崩れることはありません。
の写真の冷やし方は冷やし過ぎの失敗がないので家庭でもお店でもお薦めです。最初にひと手間かければ食事中はずっと座っていられます。特に忙しいお店のサービスにはお薦めです。
1~2℃の温度差が味わいに影響するのは鮮度を保ったワインに限ります。どんな高級ヴィーンテージワインであっても鮮度を欠いているものは温度差による味の違いはあまりありません。

<冷やし方>
写真のワインの場合適温は10度です。★16℃に設定したセラーからワインを出して氷や保冷剤で約8℃に安定させた冷水に浸けます。この後は水温が10℃に安定するように氷水を足しながら調整します。水温が10℃に安定すればボトル内のワインも10℃というわけです。かかりきりになることなく20分もあれば適温にすることが出ます。わが家でも何度も失敗していますが、冷凍庫を利用する場合はくれぐれも冷やし過ぎに注意です(一気に勢い良く下がる温度帯があります)。何れにしてもボトルを横に倒して冷やし、最終確認はボトルに温度計を挿しボトル中央部の温度を計ることがポイントです。ボトルを立てた状態で冷やすと上部と下部で驚くほどの温度差になってしまいます。全体を均一に適温にすることが大切です。また、ワインを何度まで下げるかが重要でグラスに注いだ時の温度が重要なわけではありません。
温度計は50度計がお薦め。温度計をボトル内に落として割らないように注意してください。(割ってしまったら間違えても飲まないように!)

★注:セラーの温度設定は12~13℃と言われていますがこれは長期保管を目的とした温度で、上記の理由から13℃以上が適温のワインを美味しく飲むことが出来ません。わが家ではワインは半年以上セラーに入っていないので設定温度を16~17℃にすることで殆どのワインを適温にして楽しむことが出来ます。 by.ponkichiパパ
by a-ponkichi | 2009-06-10 05:19 | ワイン(下記タグ参照) | Comments(2)
Commented by Meiqi at 2009-06-11 01:38 x
さすが、ponkichiパパさんです!すばらしいわぁ〜

かれこれ10年以上も前の話になるけど、お店でワインの勉強会みたいなのをした時に、この温度の話があったのを思い出したましたよぉ

やはり相方は味覚が近い方が良いみたいですね。がんばろっと!
Commented by a-ponkichi at 2009-06-11 05:20
Meiqiサマ 相方となると、価値観の中で味覚センスはかなり重要な位置かもしれませんねー。RENTで盛り上がった後の飯でも盛り上がれちゃいますもんね~。飯で盛り上がれると毎日盛り上がれちゃいますもんね~。体温も1度違うとエライ違いですもんね。応援してます!
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